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「週刊EOE」は何故存在するのか【週刊EOE】

早速だが、本日も「週刊EOE」をお届けしたい。今日は稽古最終日。昨日の稽古場を見ていても、劇団EOEらしい「追い込み」を見せている感があるが、この辺は時代が変わろうともEOEはEOEなのであろう。

ともかく明日は今年最初の公演であるが、ここで改めて、当日に配布される我が「週刊EOE」について触れておこう。

他の劇団と比較した場合、EOEの特色の一つは、その公演の作品を作品単体で楽しむ【「点」の楽しみ方】だけではなく、その公演に至るまでの人間ドラマを把握した上で作品を楽しめるという【「線」の楽しみ方】を当編集部では推奨している。

いきなり、【「点」の楽しみ方】【「線」の楽しみ方】という耳慣れない言葉が出てきたかもしれないが、この言葉こそ、劇団EOEの特色のひとつを語るに相応しい。

劇団EOEの場合、キャストが発表されても、それが最終決定というわけではない。現に、旗揚げ公演では、本番初日の開場5分前にキャストは最終決定されたし、第2弾公演では、最終日はキャストを変更して、作品を届けている。近いところでも、今年10月の3周年公演では、全8公演中、後半4公演はキャストを変更して作品を届けている。

ちなみに、今回も久々にその様相を呈し、本番三週間前に4つの役のうち3役が変更されている。それにより、作品の質が上がるのであれば、役者を変えることに何のためらいもない。それが、劇団EOEである。

また、「噛み付き合い」という言葉も多々出てくる。そもそも、役は与えられるものではなく、役は奪うものと言うのがEOEの考え方。自分がやりたい役があれば奪えばいいし、それに、一度奪ったからといって、無事に本番の舞台に立てる保証もない。そして、この「噛み付き合い」の最中に、出てきた言葉が、実際の舞台の台詞になっていることも多々多い。

実際に劇団で起こった出来事が、作品に反映されるからこそ、このブログ上での役者の動向や発言を踏まえると、作品が更に楽しめるという寸法である。多少、自画自賛的になるが、その役者陣の「今」を客観的にEOEファンにむけてお伝えするのが、この「週刊EOE」であるので、劇場でも開演前に是非お目通し頂きたい。

ともかく、このように役者陣が実際に経験したり、実際に口に出した言葉だったりが満載につまっているのが、劇団EOEの作品であり、だからこそ、「どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションであるか分からない」と評される所以である。自分達が実際に傷ついたり、心痛めたり、涙流した上で出来る作品といっても過言ではないだろう。

だからこそ、公演までの日数を指折り数えながら、このブログで、EOEの「人間ドラマ」をしっかりと把握して、公演日を迎えるというのが劇団EOEファンの正しいスタイルといっても過言ではないだろう。EOEの作品は、劇場だけでお届けするものではない。こうやって毎日お届けしているのだ。
(文責・GK編集長)
 
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